Chart.js v4.4.1 の動作確認
Chart.js v3.9.1 で動作しているグラフを表示するスクリプトが、 v4.4.1 でも問題なく動作するか確認してみた。以下の章で作成したスクリプトは全て v3.9.1で動作確認をしているが、これを v4.4.1の Chart.jsで動かしてみた。
変更が必要な箇所が2点あったので以下に記載する。それ以外は、v4.4.1と v3.9.1の挙動は完全に一致した。細かいところで色々出てくるかもしれないが、v2系から v3系へ移行したときほどの違いはなさそう。
(1) 参照する chart.jsのファイル形式が異なる
ローカルPCに npmにより Chart.jsをインストールし、それを参照する場合。node_modulesには、v4.4.1 をインストールしたとする。 Chart.js のモジュールは、umd形式のファイルから読み込まなければならない。
cdnからバージョンを指定して読み込む場合は以下の通り。なおバージョンを省略するとその時の最新の Chart.jsが読み込まれる。
(2) 軸のスタイルを定義する borderプロパティの追加
軸の境界線の属性を指定する borderプロパティが新たに定義された。バージョン3では gridプロパティの中で指定していたが、独立したプロパティとなった。(しかしながら、軸の補助線の破線指定 dash が borderプロパティに移ったのは変だ。どうみても gridプロパティだろう)
![[image2.png]](/html/38/image2.png)
上記は x軸のスタイルに対しての定義だが、y軸に対しても方向が変わるだけで実装方法は同じである。
その他
色を指定しないときの棒グラフの色が、薄いグレーから薄い青に変わって見やすくなった。