Chart.jsのインストール
Chart.js 3.9.1
JavaScriptを使ってグラフを作成するために、Chart.jsをインストールする。Chart.jsを利用するにはローカルPCにインストールしたライブラリを参照するか、インターネットを通じて Chart.jsのサイトに接続するかの2通りの方法がある。本編は前者の方法について述べる。
JavaScriptライブラリのインストールとは、単にライブラリを格納したディレクトリを所定の場所にコピーするだけである。
1. npmの初期設定
chart.jsは npmでインストールする。npmをインストールするディレクトリを決め、そこに移動する。「npm init」コマンドを実行する。
プロンプトは全て空打ち Enrerで返せば良い。
正常に終わるとインストールパッケージを管理する JSONファイルが作成される。
2. chart.jsのインストール
バージョン 3.9.1 をインストールする。2023/12現在は 4.4.1 だが、この後に紹介するサンプルプログラムは全て、3.9.1で確認しているためこちらをインストールする。
3. プラグインのインストール
chart.jsは様々なプラグインを提供している。必要に応じてインストールすればよい。この後のアンプルではプラグインのデータラベルを使用するので、そこで必要なライブラリをインストールする。
4. インストールの確認
最初のインストールで、実行ディレクトリの直下に node_modulesディレクトリと package-lock.jsonファイルが作成される。インストールしたファイルは node_modulesの下に順次格納されていく。
npm listコマンドは、
node_modulesに格納されている情報からインストールされているモジュールの情報を表示する。node_modulesを探索する順番がよくわからないのだが、まず、コマンドを実行するディレクトリの中を探すのは確かで、おそらく次は $HOME のようだ。
5. node_modulesの参照
chart.jsを webアプリケーションから参照するために、node_modulesディレクトリをドキュメントルートから参照できるようにする。ここではシンボリックリンクを張っている。
6. chart.jsの参照
JavaScriptでグラフを作成するために必要なのは、scriptタグで node_modulesに格納されている chart.jsファイルを読み込むことだけである。
ディレクトリ構成図